あの「エコビレッジビルダー」の最新動画が流れてきたので、振り返ってみました。

2024年2月7日

目次

移住して”村人”になって4カ月が経ったある日。
SNSを通して、1本の動画が流れてきた。

これは・・・
僕が半年前、退職そして移住する直前に講演会に行った「エコビレッジビルダー」の山納銀之輔さんではないか!



そういえば、ここ2,3日このブログのアクセス数が伸びてきて、何かのからくりがあるのかと思っていたから、この動画がきっかけで検索から流れてきたのか、と思うと納得した。

あの時は、エコビレッジの作り方、成功と失敗、いろいろお話ししてくれていた。
で、移住した今の村は、あの時のお話しにマッチしているのかどうか。

講演から半年経った今、振り返ってみることにした。


0円で村を維持する方法

・井戸
 村のオーナーの祖父母の代に農家住宅として使っていた井戸をメンテナンスして、村の水道として使っています。
 分水栓があるので、畑やミニ田んぼへの引水、野菜や食器洗いの流し台に使っています。

・発電
 オーナー所有の太陽光発電の蓄電器で間接照明を照らして夜のお食事会を開きました。
 映画上映会をやったとき、蓄電が切れて他の村人さんの所有の蓄電器を借りて再開するというアクシデントが1回ありました。

・畑
 植物の多様性を考えて、少量ながらも多くの野菜を自然栽培で育てて、トマト、ナス、トウガラシ等夏野菜から玉ねぎ、ジャガイモも収穫できました。

・米
 家庭用の浴槽ほどの広さの「ミニ田んぼ」を5個作り、順調に稲が育ちました。
 今年は気温が高く、どこの農家さんも収穫が早めなので、僕たちもそろそろ稲刈りをする予定です。
 収穫すれば籾殻が出るので、肥料や飼料、トイレの糞尿分解に使えそうです。

・広葉樹
 平地の屋敷森の木を数年前に伐採したので新たに伐る木はありませんが、薪用に玉切りした木片がたくさんあるので、これを薪割りなど加工したいと考えています。

(竹藪は北海道にはありません)


これだと村づくりは失敗する

村人さんは近郊に住んでいる方が多く、札幌市内などで車で1時間近くかけないと来れない方は週末といえどなかなか足を運べませんが、僕たちは村人になるために移住したので、地域とのつながりは重視しています。

ママさんが多いコミュニティなので、子育ての面でナチュラルでオーガニックな農的暮らしを求めている、共通の理念があります。なので村人同士の話しはそんな話題になります。
村人さん各自が開きたいイベントを提案して、日程や参加者調整もオーナーを介してスムーズに行われている印象です。

自然食品や天然の素材を使った料理やハンドメイドをするので、その方向性での過度の節約はしていないようです。

村が始まって2年目ですが、村人(会費を払って登録している人)は20家族ほどで、うち常連さんはその半分くらいです。
オーナーさん家族の個人事業として村を経営しているので、多すぎず少なすぎず、といったところでしょうか。

会費を払って参加しているせいか、細かいルールを定めなくても秩序は保たれています。
鍵や水、火の扱い、後片付けといった常識的な範囲でのルールです。

村づくりが成功する人の条件

遊びと暮らし、働きと学びが共に循環しあう村の理念に共感した方たちが村人になっていますので、想いを一つにして人生を楽しもうとする集まりとなっています。

ママさん中心のコミュニティで、野菜の栽培や収穫、料理やハンドメイドなどを想いのままできる環境なので、オーナー以外の村人さんも自発的に活動しています。
ただ一方で、男性労働力の確保というのが課題となっています。この辺りの解決策は僕がオーナーのご主人と話し合って方針を決めていくことになるでしょう。

こうした理念で動いている村なので、村が始まったときからみんなが楽しみながら活動をしています。

傍目からみれば馬鹿馬鹿しいと思われそうなことでも、楽しみながら暮らそうと真剣に考えている方々ばかりです。

そして、野菜や料理を村人同士で持ち寄ってランチ会をしたり、物々交換的なスタイルで活動していますし、困りごとにはお互いが知恵を絞って解決するような空気ができているので、全員が思いやって生きています。

村づくりに適した場所選び

僕たちの村は平地で遮るものがないので、天気にあまり左右されなく太陽の恵みを受けやすい環境かと思います。
その分、風が強いので風上に防風ネットを張って栽培をしています。

気温は北海道の中でも平均的かと思います。冬は雪が積もります。

一面が畑地帯なので、水平線が遠くまで見えて景色も良いです。
山とか海の景色もいいですが、農村地帯に身を置くと自分も農作業するテンションになります。



うん。うまくいってるようだ。
僕ができる労働力をふんだんに使って、僕たちの村をもっと発展させたい。

半年前、講演会のとき買ったこの本も読み返しながら、これまでの、そしてこれからの村への想いに思いを馳せるのであった。

僕たちの村に興味のある方は、「問合せ」ページから受け付けていますのでお気軽にご相談ください。

このブログでは「『収入の安定』から『ココロの安定』へ 7日間の実践無料メールマガジン」を配信しています。これから、今の安定した仕事を辞めて移住したいという方に、ぼくの退職と移住経験を踏まえて準備すべきことをお伝えしております。

メルマガの詳細についてはコチラまで。

今すぐ読みたい方は下のフォームからどうぞ!メールアドレスだけでも登録できます。

「収入の安定」から「ココロの安定」へ 7日間実践無料メールマガジン