雑感 ~学びの体験会の期待と不安~

2023年2月22日

雑感 ~自由な学びの一方で~


僕たち家族は一夏の経験を不意にしたくなく、体験会に備えてきたが、それでも心配材料はあった。

例の感染症が第7波と拡大しているために、各地の夏のイベント、特にお祭りや宿泊学習、盆踊りなど、夏休みの子どもたちに向けたイベントが軒並み中止になっていて、体験会もそのあおりを受けて中止になるのではないか、との心配。

それがあったから、

・お祭りなど不特定の参加者を入れるオープンなイベントではなく、既に参加者が確定してクローズな環境であること

・体験会に関心のある保護者は、既存の学校の仕組みに疑問をもっていること

・その既存の学校での感染対策が、子どもの人権侵害レベルに至っており、子どもの心身の発達に悪影響を与えることを危惧している保護者も多いと考えること

と考えて、予定通り開催していただくよう事務局にメールを入れた。


事務局の回答は、予定通り開催するとのことで、必要に応じて何らかの対策は講じる、とのことだった。

そもそも関心ある保護者は、万が一子どもが感染、風邪症状を訴えたとしても主催者、学校やスタッフなどに管理責任を転嫁せず、自分たちで対応、処理するだろうと僕は踏んでいたから、そのとおりだったのだろう。

だから、僕たちも快適に過ごすことができた。


逆に、子どもの行動を一挙手一投足監視していないと不安で心配でイライラするような親なら、そもそもこのような学校に関心を持たないはず。

子どもの自立、生きる力を信じることができる胆力を持った親だから、既存の学校やその仕組みを疑問視するはず。

実は僕たち家族は、この体験会を含めた3泊4日の行程で、一秒たりとも「増す苦」を着用することはなかった。

着用を求められやすい娯楽施設に行かなかったこと、食事や買い物も自然食品、オーガニック系の店を選んでいたこともあったが。


特に学校、子ども社会における「増す苦」の圧力はすさまじいと聞いており、そのために既存の学校に入学させるのを躊躇している保護者の方々はとても多いのだ。

騒動当初は咳エチケットの一手段の位置づけだったものが、政府やマスコミの洗脳、喧伝によって目的化し、医学的、科学的な感染予防、拡大防止効果などそっちのけで、ルール、マナー、常識、社会規範にすり替わっているこの社会はまともではない。


接種の努力義務化も加えて、親が泥をかぶる覚悟をもたないと、我々はこの先、生きてゆかれない。
どうやって腹を括るか。思考から行動に移せるか。
社会に降りかかるこの問題を他人事とせず、子ども、自分事と捉えないといけないのでは。


この先権力、強い者の顔色を窺い、依存して楽な道をゆくのではなく
「子どもの自立、生きる力を信じることができる胆力を持った親」が、別の意味での教育パパママなんだろうな、って僕は考える。

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