八方良しを目指して ~本物の出会いが人を豊かにする~
有志といっても、大多数がネットでのつながり。
だからこそ、ピンポイントで、リアルで逢ってみたい!と願う人がどんどん増えていき
僕のテンションも上がってきたことが思い返される。
ある日ネットで見た、和のセレクトショップを経営している方。
「本物との出逢いが人生を変える」「宝は足元にある」
「『作り手、使い手、伝え手、環境、地域、日本、世界、子どもの未来』の『八方良し』を目指す」
ことを理念として、この方の講演に足を運んだときのこと。
ニッポンの職人さんの技術、手仕事の素晴らしさ。
とても軽く、身体の負担が無く、機能性に富んでいて、そして使うほどに輝きを増していく。
そんな手仕事がこの国にはあるのに、安かろう悪かろうの商品や食品が大量生産、大量消費
そして大量に廃棄される。
この国のシステムの問題だろうな、と実感した。
ニッポンの伝統品を伝えるという手段で、大量生産、大量消費、大量廃棄、
そしてグローバリズムに抵抗するという社会活動。
そのための講演を全国で活動しているのだ。
この時点で、僕は確実にマインドが変わったのだった。
その後僕は、「一生モノとなる」商品をいくつか購入したのはいうまでもない。
そして、手仕事を究めることも自立に向けた重要なステップだということも、このとき知った。