先人から学ぶ110個のおかずレシピで1年中楽々人生を。

2023年12月28日

目次

僕はこの数年、本を買う機会といえば、講演会に行ったときに講師の出版した本をその場で買う以外は、本屋で買わないでAmazonで買うようになっていた。

家にあまりにも本が多いと読む時間が取れないし、手軽だし、情報はネットで取れるから。
時代の流れかもしれないけど。


時間が空いて本屋に行っても、情報が多すぎて平積みの本にもあまり興味が湧かなくなっていたけど、ある日ふと目についたのが一冊の料理本だった。

「毎日簡単!イラストおかず ~グラタン皿一枚でできる手間いらずレシピ~」

著者は、北海道で長年ラジオパーソナリティーを務め、80年代に「米ぬか健康法」で一世を風靡した ”元祖ナチュラリスト”河村通夫さんとその相方、若杉佳子さん。

この本の特徴は、肉や魚介、そして四季の野菜を手軽に作れる一品料理を、イラストで紹介していること。


多くの料理本が、見映えのよい写真を使ったり、人気の料理人や料理研究家が出てきて目を惹くなか、この本は手書きでメモ書き形式で描かれている。


元祖ナチュラリストの河村通夫さんの人生の集大成として、これまで50年間のラジオのリスナーさんの声を拾いながら、先人たちの生きる知恵を後世に残したい想いで綴っている。



もう一つの特徴が、サブタイトルにある「グラタン皿」。

焼き物料理にグラタン皿などの耐熱皿を使い、お皿一枚で手軽に料理ができる、という利点を生かしたところ。

耐熱皿が発する遠赤外線効果は、食べ物を芯まで温かくする。
芯まで温かい食べ物は、身体も温かくする。


もし一人暮らしになったとしても、このレシピがあれば困らないだろう。
「体の養生、心の養生」で、不安や忙しさから解放される知恵を授けてくれるだろう。
自給自足に近い暮らしを志向する僕にとっても、必携の一冊になるだろう。

そんな想いから、本屋に平積みしていたのを手に取って、すぐに買ってきたのだった。

そこで、春夏秋冬、1年中楽しめるという110個のおかずレシピから、僕は冷蔵庫の野菜室から取り出したナスとニラを使って、早速作ってみることにする。

まずは、1個のナスから。

ナス料理といえば、ぬか漬けや味噌田楽、天ぷらやおひたしで食べることが多いけど、油で焼いてナスステーキ、というのも美味しそうだ、と思った。

本では縦に二つ切りですが、3人家族のため三枚おろしにしました。
以前は魚焼きグリルを使ってましたが、いまはオーブンレンジのグリルを使って15分焼きます。
ごま油と一つまみの天然塩がうまく絡んで、ほどよい焼き上がりになりました。
よいサイドメニューになりました。

続いては、生のニラを一束。

ニラ料理といえば、今までは卵とじしか作ったことがなかったけど、醤油とごま油で漬ければ生でもイケるんだ、という発見。これを作ってみたい。

今回は1/2束を使ったので、醤油とごま油を大さじ2,そしてニンニクの輪切りを少々いれて和えます。
こうして半日漬けておけば、ニラにしっかり醤油と油がなじみます。
食べると元気になります!


紹介したのは110個のレシピのうちの2つだけど、どれも手軽にできそうなものなので、食材が手元にあればすぐにでも試してみれそう。

料理へのハードルが一気に下がる。

おまけに心と体の養生に役立つ、先人の知恵を受け継ぐ、といった人生の後半を生きる私たちの道標になるような、そんな一冊として手元に残しておきたいものです。


(ほかにも焼き魚を試したのですが、焼きすぎたので省略します。)

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Posted by Takashi Koike