菌ちゃん土づくり、2つの改良で更にパワーアップ!

2024年2月11日

目次

引っ越してから、菌ちゃん先生の実演を再び体験できる機会に恵まれた。

今回は、既に土づくりを実践している身として、思ったことを先生に質問してみる気が満々だったので、期待度もけっこう高かった。



車を40分くらい走らせ、空港を横に眺め、国道を逸れて牧場地帯を進んでいくと、会場の畑があった。

畑には多くのスタッフが準備をしていた。
近隣の農家さんやママさん団体、そして役場の関係者なども参加していて、総勢40人くらい。



スコップ片手に畑でスタンバイしていると、おもむろに菌ちゃん先生(吉田俊道さん)が登場!
主役の登場に、参加したみんなも興奮!(だったと思う。)

今回は、去年の土づくりに加えて、最新の情報をもとに菌ちゃんを更に増やしやすい方法を入手できた。
大きく変わったのが、この二つ。


(下記リンク先の中段「菌ちゃん野菜作り&菌ちゃん人間つくり」2023年増補版について、下記の通り若干の改良をお願いします」の内容です)

①先に溝を掘って木を入れる

菌ちゃん(糸状菌)のエサとなる木。
丸太や薪を入れると長持ちはするが、表面積が大きく、分解に時間がかかる。

そのため、枝を細かく切って入れることが望ましい。

分解しにくい一方、畝の底に埋めておくことで菌ちゃんのエサが長持ちする。
そして分解を促すために、浅いところに枯れ木や枯れ草、もみ殻など柔らかいものを敷いておく。


この作業を最初にやる。
まず、枝を敷き詰める溝を掘っておく。

軽く耕した畑の、両側を70~80cmほどの間隔で溝を掘ります。
掘った土は後ほど埋め戻すので、溝の横に除けておきます。
掘った溝に、枝を敷き詰めます。
上記リンク先の「丸太や薪の場合」添付の写真どおりになっています。
枝を仕込んだ溝の少し外側の土を掘り、みんなでスコップで埋め戻しながら畝を造ります。
45cmほどの高畝になるまで、溝を掘って畝を造ります。
畝のてっぺんを平らにするため、手で成形します。
分解しやすい菌ちゃんエサをてっぺんに敷き詰めます。写真は枯れた笹。
もみ殻をどさっ!と。収穫後の米のもみ殻は何かと役に立ちます。
菌ちゃんの正体、糸状菌がうっすらと。
もみ殻を均等に敷き詰めて。
みんなで土を薄く被せます。仕込みは完了。

②重石の間隔を小さくする

ここから、マルチを敷く作業。

敷いた後に重石を載せるのは、土の中の水分を畝のてっぺんに上げやすくして、菌ちゃんの生育に適したほどよい湿り気を保つために必要なこと。

この重石の間隔が空いていると、土が乾いた部分が多くなって、糸状菌が生えにくいことが全国の土づくり実践家の間でわかった。

そのため、間隔を小さく(20cm程度)にするのがよい、のだそうだ。

マルチシートの青いセンターラインを確認しながら、みんなでマルチ張りをします。
人数が多いほどよいですね。
畝の底からも通気をよくするため、このようなピンで留めます。
マルチをたるみなく伸ばしながら、ピンを数カ所、適度な間隔で留めます。
時間が経つとどうしてもマルチがたるむので、土の中の状態を見たいときに剥がして、また張り直します。
用意してあった土のう袋に土を入れ、てっぺんに置きます。
この土のうの無い間隔を、20cm程度にするとよいそうです。
できた畝に手を合わせ、みんなで願掛け。「菌ちゃん、頑張れ!」
植え付け、通気のために穴をあけるときは、「ぽんぽんカッター」を使います。
マルチに押し当てることで、刃が回転して丸い穴が開きます。


来春の植え付けに向けて、菌ちゃん土づくりの新しい拠点ができました。
畑から離れていても、僕から願掛けをしておきます。

「菌ちゃん、がんばれ!」

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