雪深い新年の幕開けに ~毎日の除雪で感じた仕事観とは~

2023年2月24日

「なるようにしかならない」新年の幕開けは、深々と降る雪模様で始まった。
お正月にしか飲まない昼間の酒をあおりながらも、今年は不安よりも期待のほうがはるかに大きいという不思議な感覚だった。
人生の後半を、自分の手と足で鎖を解き放とうとする感覚は、これまで味わったことがなかった。


三が日の最後の日は、妻がセミナーを受けるために日中家を空けていたから、僕は娘とお留守番。
深々と降る雪模様を窓から眺めながら、普段見ないアニメのDVDをつけっぱなしにして鑑賞。
駐車場に積もる雪を眺めながら、早く雪かきしないといけない、と少し焦る。

日が暮れて午後5時。妻を迎えに行き、道中で夕食のスープカレーを食べる。
辛さと温かさが何ともありがたかったが、数年前から比べて400円くらい値上がりしていて、物価高は外食産業には特に打撃だったのだと実感。
やはり食事はお家に限るのかな、と。


家に帰って夜7時半。さてこれから駐車場の雪かきだ。
8台駐車できるスペースの一角を借りているから、僕の車の駐車スペースと転回スペースだけ除雪できれば、明日の出勤には間に合う。

先月の湿り気のある重い雪から、寒冷地のパウダースノーに近い軽い雪に変わっていたから、スノープッシャーで雪を押して除ければ、それほど時間はかからない。

30分もたたないうちに、必要なスペースの除雪は終わった。
さあ、温かいお家に戻ろうか・・・というのがいつものパターンだが、他に駐めている車が奥にある。
奥の深雪が気になるところ。

引き続き、奥の深雪まで除雪をすることにした、というか身体が勝手に雪を除けていたのだった。
そのとき、すでに心を無にしていた。

気が付くと夜9時半。奥に駐めてある車の周り以外の除雪を自分一人で終わらせていた。
これでよし、と車でコンビニに走らせ、ビールを買って家で飲む。
夜10時を過ぎていたが、それでよかった。

自給自足とか、何々の自給、というフレーズに関心をもっていた僕は、自分の車の出し入れに必要なスペースの除雪は「自給」だと思うけど、他の車の出し入れのために確保したスペースの除雪は自給の「プラスアルファ」。
このプラスアルファが仕事として、ひいては対価として役立つのではないかと、密かにひらめきのフラグが立ったのだった。

余力を仕事に使える。この積み重ねはこれから待ち受けるサバイバル的な生活の知恵ではないかと実感したのだった。
おかげで、今朝は7時近くまで寝ていられた。
軽く弁当を詰めて、今日の仕事始めに備えた。

「仕事」が誰かの役に立てているのか、その点は常にかみしめて生きていこう。

このブログでは「『収入の安定』から『ココロの安定』へ 7日間の実践無料メールマガジン」を配信しています。これから、今の安定した仕事を辞めて移住したいという方に、ぼくの退職と移住経験を踏まえて準備すべきことをお伝えしております。

メルマガの詳細についてはコチラまで。

今すぐ読みたい方は下のフォームからどうぞ!メールアドレスだけでも登録できます。

「収入の安定」から「ココロの安定」へ 7日間実践無料メールマガジン

手仕事

Posted by Takashi Koike