哀しいかな、ニッポンの「夢をみられない小学校」は。
家から歩いて5分ほどの地元の小学校。
ここで、新入生の保護者向けの入学説明会があった。
僕たちに何の動きもなければ、順当にこの小学校に娘は通うことになる。
ただ、僕が3月末で退職するとなれば、4月は引っ越しとか諸々の手続き、身辺整理、お世話になった人たちへの挨拶などに追われるから、移住は5月、ということになる。
そうなれば、4月の1か月だけこの学校に通い、5月から移住先の公立小学校に転校する、という形をとることになる。
これも複雑な話だけど、できる最大限のことなのかもしれない。
幼稚園までは未就学児だけど、小学校に上がれば就学。
乗り物や入場料なども、子ども料金となる。
少しずつ成長していく娘のことを微笑ましく、期待しながらも、やっぱり学校の環境、教育制度のことに思いを向けると、やっぱり複雑な想いが頭を巡らす。
娘の性格上のネガティブな不安はないのだけど、逆に型に嵌らない自由さが、出る杭は打たれるになるのではないか、というポジティブな不安というのがある。
教員方や他の児童方の、集団生活では付きものの陰湿な噂、これがいじめや仲間外れにつながるのでは。
そういったものを含めての、学校制度、学校文化への疑問や不信というものが頭をよぎる。
不登校になるという心配はしていない。
むしろ、いずれ不登校になるさ、という前提で、学校以外のコミュニティをいくつも作っていくことで外堀を固めていくこと。
そんなコミュニティが多くある移住先を僕たちは選ぶ。