雑感 ~自由な学びの体験会~
先日まで校庭でのキャンプとか、火起こしとか、創作劇とか・・・・
このイベントは一体何なのか?って思われたかもしれないけど、その正体は・・・・
北海道に自由な学校をつくるNPO団体主催の、来春開校予定の学校「まおい学びのさと」の見学会、だったのです。
今年春から関心を持ち始め、5月に一度種まきイベントに参加したとき、この体験会の案内をもらっていたから絶対参加したい、と狙いを定めていた。
遠方の方優先、ってアナウンスもしていたし。
現地で受付を済ませ、体育館でボール持って鬼ごっこした後、1日目の午後、2日目の午前と午後は子どもたちは親から切り離され、工芸体験、料理体験、創作劇つくり、といったプログラムをスタッフの支援でこなしていった。
火とかはさみとか包丁とか、いろいろ使ったらしいけどね。
薪割りもやったってさ。
3日目の午前になって、創作劇のお披露目のために保護者と対面。
笑いと波乱のドタバタ劇が6チーム、1時間にわたって繰り広げられた。
これは学校の授業、ではない。共同制作、共同体験なんだ。
ほかの子どもたちと協力して何かをつくった、それが形になった、という充実感は、娘の表情からも十分に感じ取れた。
それは大きな収穫だったと思う。
モデル校が本州に数カ所あって、北日本には初となるだけあって、道外からレンタカーで来ている家族もいた。
校庭でやったキャンプは道外の家族とは限らず、札幌近郊に在住ながらも一夏の体験をさせたくキャンプに参加した家族もおられ、娘は夜の運動会状態だったのだ。
体験会参加という一つの目的で集結した家族たちは、教育とかこれからの暮らしといった意識、方向性も一致していて、楽しくはしゃぎながらも、相手を尊重する姿勢も感じ取られ、子どもは育てるのではなく育つもの、という言葉もうなずけるものだった。
ただ、根っから偏屈な性格の僕にとっては、いわゆるお受験とは別の意味での、教育ママ的な駆け引きもあるんだろうな、って気もした。