夢みる小学校への第一歩。願書には想いを込めて祈りを込めて。

僕たちが木こりさんと就農相談に出向いたあの日、実はこの学校の正式認可が下りた日でもあった。
正式に認可されたということは、来春の開校が決定したので入学募集が始まった、ということでもある。
さっそく学校のホームページから募集要項をダウンロードして、申込書を2週間後の期限まで提出するというミッションに立ち向かう。
娘の顔写真を撮り、通学方法など必要事項を記入するが、ここで壁に突き当たったのだ。
「提出課題」が2つ。
志望動機とか学校の理念とか、そんな内容を思ったことをさらっと書いてまとめればいいだろう、と思っていたけど、実はもっと奥深い内容を求められていたのだった。
課題1
あなたは「まおい学びのさと小学校」の教育理念・方針についてどうお考えになりますか?できれば「体験的学び」や「自由」に触れながら、これまでのご自身の子育ての考え方・姿勢も含めて述べてください。
課題2
話し合いや生活を通じて民主主義を学ぶこと、人間関係を育むことについてお子さんの将来に期待することも含めてお考えを述べてください。
「体験的学び」「自由」。僕の子育てでもいろいろ思い当たることがあるなあ。
「プロジェクト型学習」というのも特色のようだ。みんなで一つの課題に取り組む。
ものづくり、食べ物、お芝居。この3つが主なプロジェクトらしい。
ん?「民主主義」??これは重たいテーマだなあ。これからは全体主義が進んでいきそうだからな。
権力とか強制とか、そんなことを書いてみようか。
作文を練っていたら、1200字くらいのまともらしい文章にはなった。
面接は年明けすぐみたい。これでアピールできそうだな。
満を持して申し込んだところ。あとは運を天に任せるだけだ。
娘が吉報をつかんでくるだろう。
