遊暮銘々的・確定申告特集(その2)~マイナンバーに縛られていいんですか?~

目次

管轄の税務署に行くと、整理券の発行機があった。

準備は早いほうがいいと思い、確定申告の始まる時期の前に行った。

来署している人も多くなく、発行機の「ID・パスワードの発行」から整理券を受け取って、係の人に発行の手続きをお願いした。

本人確認のための運転免許証を提示してから、係の人が端末PCを操作した。
操作画面を見ると、e-taxのトップページに、僕の目的である「利用者識別番号」の取得コーナーがあった。

この画面がe-taxのトップページで、この隅に張ってあるバナーから確定申告特集のページに飛ぶことがわかりました。


これが、初めてe-taxを使うときの開始届出書を作成する画面。
個人の方用の新規を押すと、入力画面が出てくる。

端末PCからこのフォームに入力して、希望する暗証番号などを入力して内容確認を押せば、16桁の利用者識別番号が発行される。
係の人立ち会いで本人確認もすませ、届出完了となった。

あとは自宅のPCで確定申告書の出力のための収入・所得/控除金額のデータを入力作業をすればよい。

なお、収入・所得や控除に関しての知識、情報については、多くのサイトがありますので割愛します。
詳しい方に譲ります。

だけど「マイナンバー」は避けられない。

申告書の記載項目には、必ず「マイナンバー(個人番号)」を記入する必要がある。
だから、事前に市役所で「個人番号を記載した」住民票を交付してもらわないといけない。
申告書の添付書類としても、この住民票の写しが必要となる。

市役所等で住民票をもらうときの交付用紙に、「個人番号を記載する」にチェックを入れて窓口に渡す。
目的を聞かれるので、確定申告用、とする。


通常、交付される住民票にはマイナンバーは記載されない。
マイナンバーが含まれる書類は「特定個人情報」とされ、「各種税金」「社会保障」「災害関連」の3つの使用目的に限定されるため、それ以外に使用する場合に特定個人情報を受け取ってしまっては相手方が管理できないから。


僕は前職の部署で、個人情報保護法・マイナンバー法が施行されて以降、土地の売買契約の調印のときに相手方にマイナンバーの提示を求めるよう指示されていた。

地権者さんも、役所相手だからマイナンバーの提示に応じてくれた方もいたけど、役所側としては法律で厳重管理するよう謳っているからそうした手続きを形式上踏んでいるのであって、実際には情報管理に困るのだ。

だから、マイナンバーの提示に応じられなかった、という旨を対応記録簿に書いて残しておくことで対処しましょう、ということで運用を進めている。

いくら法律があろうとも、提示を義務、強制はできないのだから。

そうした対応に苦慮した経験が、マイナンバー関連の記事や出来事を見聞きするたびに思い起こされるのは、役人気質の性(さが)なんだろうか・・・。


そして後日。申告書の提出へ。

税務署の入り口で整理券を受け取って、列に並ぶ。
午後1時に着いたが、30分ごとに係の人に案内されるため、この日の時間帯は20人くらい並んでいた。

申告会場に案内されると、当然人でごった返していた。
そしてパーティションの向こうで、何台も置いてある端末PCを係の人にガイドされながら操作に苦戦している方々が多くいた。

僕は既に申告書を印刷しておいてから来署したので、係の指示に従って提出するだけだったのであまり時間はかからなかったけど、会場でPCを操作して更に職員に内容をチェックしてもらうとなれば、こりゃ半日潰れるなあ、って思った。

もちろん、後日職員の書類確認や修正指示が来るかもしれない。
「何かありましたら指示をお願いします。」と職員に伝えて、提出して会場を去った。


今回は税の還付申告だったからあまり面倒ではなかったけど、来年以降事業所得があって経費を計算するとなったら、そのときはいろいろと相談するかもしれない。

来年からは、確定申告の時期が来たらこの番号が入ったお知らせが郵送されてくるはず。

さいごに・・・「納税は自分が判断」していいのかな?

世間は自民党の政治資金裏金問題に端を発した「#確定申告ボイコット」のハッシュタグが並ぶなど、政府不信のうねりがかつてなく大きくなっている。

申告会場での怒号シーンが報じられたりもしたけど、僕が行ったときにはさすがに怒号は見られなかった。
それでも、職員に提出したり相談したりする際に、一言申した人は多いのではないかな?っていう気がした。


僕も来年からは還付ではなく納税する側になると思うので、そのときは思ったことを冷静につぶやくのも、市民の声として効果があるのではないかな?って思う。

一人の小さな声であっても、それらが集まって大きな声になるはずなので無視できないだろう。
「社会派的自然派」として生きる自分としては、恥じぬ生き方をしたく一本筋を通したいものだ。


次来たときは「納税は自分が判断」「納税するつもりはございません」と言ってもいいんだろうか?
正直者が馬鹿を見ないためにも😂

このブログでは「『収入の安定』から『ココロの安定』へ 7日間の実践無料メールマガジン」を配信しています。これから、今の安定した仕事を辞めて移住したいという方に、ぼくの退職と移住経験を踏まえて準備すべきことをお伝えしております。

メルマガの詳細についてはコチラまで。

今すぐ読みたい方は下のフォームからどうぞ!メールアドレスだけでも登録できます。

「収入の安定」から「ココロの安定」へ 7日間実践無料メールマガジン