自伐型林業のすすめ(その3)~木を選び、木を伐り、木を運ぶ~

今日は中2週空いての林業研修の日。
今日のメインは、この前習った伐倒(木を切り倒す)と、伐木の積み下ろしの体験。
先日の伐倒のおさらいをさらっと済ませ、山に入る。
木が倒れる支点を決めて、そこに目掛けてゆっくり刃を入れることが大事、と習った。

探検隊が突入するようにも見えるね。
鉱山に入るトロッコにも通じるけど、この後ろ姿は、これから一仕事するぞ!っていう気合と魂を感じるものだ。

これは集材機といって、木を斜面から下ろすためのウインチとワイヤーがついた、運搬用の機械。
説明を受けてすぐ、伐倒する斜面の山元までこれを動かす。


伐倒するには、伐る木を選ぶという目利きが必要だ。
生育が悪い木を間引きして、良い木を伸ばす。そして、木の生え具合を見て、倒す方向を決めておく。
そうしないと、ほかの木の枝に倒れた木が引っかかる(掛かり木)と、運搬に手間がかかるし、積み下ろし作業にも影響してくる。

倒したい方向にV字状に切れ目を入れるけれど、それでも実際に倒れる方向は期待していた方向とずれることはある。
そのときに、ワイヤーを他の木に引っかけて人力でひっぱったり、倒れる直前に木が回転して倒れるように微修正しながら刃を入れて仕上げる、といった高度なテクニックも要求される。
これに関しては、経験がものをいうだろう。

切り倒した木は、製材に使えるように枝払い、玉切りなどして約1.8m程度の丸太にして一か所に集めて運搬する。
集材機に材を積んで、集積場まで運びだす。
大規模だとユンボを使ったりするけど、この集材機だと小規模・少人数でも作業がしやすい。
この集材機は講師の自前品で、大掛かりな作業のときはユンボを借りて作業をするらしい。

チェンソーにしても、集材機にしても、機械だからメンテナンスがほんとに重要。
1本の木を伐倒すると、かなりチェンソーの刃が消耗する。
受講生の使ったチェンソーは、木くずが粉状になっていたけど、講師の使ったものは木くずが細長く、やはり目立て(刃を研ぐ)がしっかりされている。
仕事道具を大事に使うことは、やはりプロだな、って思った。
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今日は午前中にいっぱいチェンソーを握って枝払い、玉切りをした。
先日よりは慣れてきたと実感したけど、なぜか昼休みに家に帰ると、何だか左腕がしびれていた。
本体をしっかり握るのは左腕だからだ。
チェンソーを長く使っているとよく起こる振動病だろう。
防振手袋、というものを林業家は使っているようだ。
そうだ、思い出した。
菌ちゃん農法で使う薪を調達してこなければ。