自伐型林業のすすめ(その5)~ユンボで作業道を造る~

2023年9月3日

今週と来週、二週続けて「作業道を造る」の巻。

自伐型とよばれる小規模林業では、伐った木を切りだす道は軽トラックが入れる2.5m程度の幅、でよい。
ただ、その作業道をどう選定するかは、地形を読んで上手く決めないといけない。

重要なのは、雨水や雪解け水など、水が流出して道が崩れないこと。
そのためには、直線を長くとらずカーブを意識的に造ることが重要、とのこと。
水のはけ口が谷側に流れることで、土の流出が抑えられる。

アプリを使って標高線を見る。尾根伝いに道を造るのが基本。
現地踏査開始。標高230mほどの社有林で笹も多くなく、歩きやすかった。
講師の方が山肌を切り崩す。自伐では3t級の小型ユンボが使いやすい。
道らしきものはできたが、軽トラが入れるためにはまだまだ転圧が必要。
表土は黒土だけど、深く掘り返すと心土が粘土状の茶褐色。この土が作業道を安定させるのに良い。
表土を掘り、道を安定させるために路肩に掘った土を置く。
キャタピラを前後させたりバケットの底部を叩きつけたりして転圧する。これを繰り返す。
出来立ての作業道。少しづつ様になってきた。

僕たち受講生も、交代でユンボを操作させてもらった。

旋回、アームの上下、バケットの上下など、どこを操作すればどう動くのかのメカニズムはわかったけど、まだまだ作業という段階まではきていない。

でも不思議なことに、最初は恐る恐るだったものが、一度練習してみるとまた何回でも練習してみたくなるのだ。
両腕と身体にかかる感触がなんとも惹きつけるものがある。

機械ものはやはり、習うより慣れろ、だね。

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