菌ちゃん農法 土づくり実験(その3 マルチ張りの難しさ)

2023年6月17日


畝を造ったから、あとは雨が降るのを待つだけ。

マルチシートを張るのには、畝の土を湿らせておく必要があって、畝の深いところまで十分に土が湿っておかないと菌ちゃん(糸状菌)が育たないらしい。

ここ数日も、霧雨やにわか雨の日はあったけど、畝の深くまで土を湿らせるほどの雨の量ではなかった。
散水したとしても、空から自然に降る雨の量には到底及ばない。
晴れたらすぐに土が乾く。

かといって、雨水が溜まって泥だらけになってしまうと、土の中に空気が入らないし、土が流れ出してしまうと菌ちゃんが死滅してしまうらしい。

なんとも絶妙な土壌環境が必要なそうだ。


昨日はけっこうな雨が降った。
だから、雨上がりの今日、何としてもマルチを張ろう。

土の状態も良さそうだ。

村のプレハブに来てみると、オーナーさん親子がお茶を飲んで休憩していた。

午前中、札幌近郊でエコビレッジライフを実現している方の講演会がこの村でやっていて、さっきまでいたお客さんが帰っていった直後の一息、だったようだ。

「昨日けっこう雨降ったからマルチ張りに良さそうですけど、風が強いですね🌬・・・」
「昔は防風林があったけど、日陰になるから全部伐ってしまった。でも少し残したほうがよかったかも。」

ここに農家住宅があったときに防風林があったけど、無くなって数年後に木を伐採したらしい。
でも、この跡地を”村”としてリニューアル開放することになるとは、当時は思いもよらなかったのだろう。

日差しと風よけ、両立は難しいはず。
農家さんの苦悩を垣間見た。

畝は1mの幅に50cmの高さがあるので、右と左とに縦に2枚張ることになりました。
シートの根元を押さえる土を確保するために、隣の側溝の土を掘りました。


「マルチ張り、しましょうか?」

僕がオーナーさんにお願いするまでもなく、雨上がりのこのタイミングなら張る作業ができる。

でないと、また晴れたら土が乾いてしまう。
風が強いけど、いまやるしかない。

だから、ごく自然にマルチのシートを持ち出して、張る作業を進めてくれたのだった。

平地で遮るものがないので風が強く、天端に土をかけて重石をした後に、竹ひごのような細い棒を畝の上にトンネル状に巻きました。
土の湿り気もちょうどよく、雨風対策は万全!になりました。


マルチを張ってしまえば、あとは土のでき具合を適宜観察しながらも、心置きなく他の仕事ができる。
村外の収穫バイト、木の仕事、イベント、などなど。


感想としては、この作業は、僕一人ではやっぱり難しいと思ったところ。

高さがあること、風が強いこと、そして土づくり実験として多くの人の参考にしてほしいこと。
その点、オーナーさん親子の手慣れた作業光景は、僕も目を見張るものがあった。

長く張っておくものだから、きちんと施工しないといけないね。



Facebookグループ「菌ちゃん野菜応援団」
メンバー1万2000人の大グループ。反応もすぐに大量にもらえます。


このブログでは「『収入の安定』から『ココロの安定』へ 7日間の実践無料メールマガジン」を配信しています。これから、今の安定した仕事を辞めて移住したいという方に、ぼくの退職と移住経験を踏まえて準備すべきことをお伝えしております。

メルマガの詳細についてはコチラまで。

今すぐ読みたい方は下のフォームからどうぞ!メールアドレスだけでも登録できます。

「収入の安定」から「ココロの安定」へ 7日間実践無料メールマガジン